ヤッホー
[2025/07/01,10:19:56]
岡本喜八監督が原案を書いた映画『助太刀屋助六』をテレビ放映でみた。江戸時代の「仇討ち」をテーマにしたコメディ時代劇だ。ラストシーンで主演の真田広之と鈴木京香が馬で村を去っていくシーンで、何度も二人は「ヤッホー」と歓喜の掛け声をかけ、フェードアウトしていく。山登りでよく山頂で叫ぶ、あれだ。今はそんな昭和な人も少ないのだが江戸時代、この言葉は本当にあったのだろうか。調べてみると、「ヘブライ語です」という自信に満ちた説がネットに出ていた。ユダヤ教では神のことを「ヤハウェ」という。それがなまって「ヤッホー」だというのだ。お祭りの「ワッショイ」もヘブライ語では「神が来た」という意味で、「ヤ―レンソーラン」も「神が答えた、見てください」という意味なのだそうだ。この説も眉に唾する必要はあるが、やはり江戸期に、それも時代劇で「ヤッホー」はなんだか変だ。誰か正解を知らないだろうか。日本の生活に根ざしたヘブライ語といえば、私の知る限り、あのフォークダンスの時に歌った「マイマイベサソ」というやつだ。これがヘブライ語なのは間違いないのだが。
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