2025/12/04
 今年、取扱いのカレンダーの紹介をします。
 日本野鳥の会から、全国から公募した野鳥写真2052点から厳選した四季折々の彩り豊かな野鳥の写真14枚(表紙・解説ページ含む)で構成の大判壁掛カレンダーとして「ワイルドバード・カレンダー2026」1400円(ISBN9784-4-931150-98-0)と、小型の壁掛け「しあわせことりカレンダー」1,000円(サイズ14.8p×14.8p、ISBN978-4-911603-00-0)、そして卓上カレンダーとして「バーズ・イン・シーズンズ2026」1,200円(サイズ17.8p×14.8p、ISBN978-4-931150-99-7)の3種類が出ています。
 季節を感じる暦の生活をテーマにシーガルからは、二十四節気・七十二候を知る「歳時記カレンダー(大)」2,400円(B3判)と「歳時記カレンダー(小)」1,700円(A3判)が出ています。二種とも表紙+12枚壁掛け用です。月を眺め自然の神秘や美しさを暮らしのなかで感じる「ルナ・カレンダー」1,900円(B3判・表紙+12枚)、「ルナ・カレンダー ミニ」1,100円(B4判変形・表紙+12枚)、潮の満ち干きと、月の満ち欠けが一目でわかる、「タイド(潮汐)カレンダー」2,000円(B3判・表紙+12枚/壁掛け)などもあります。
 猫カレンダーシリーズを出している風呂猫からは、板東寛司作、無気な猫の寝顔に癒される「スリーピーングキャツト」1,000円(見開きA4中綴じ28頁・写真12点、壁掛け)、とびきり愛らしい仔猫の12ケ月、「なごみねこ」700円(卓上12ケ月、プラケース入り)があります。 他に、ますむらひろしの「アタゴオル 銀河鉄道の夜」1,000円(壁掛け月表12ケ月・イラスト12点)と、ほのぼののレトロが人気の昭和のお遊び12ケ月、有田ひろみ画「なつかしこよみ」1,000円(壁掛け月表12ケ月・イラスト12点)が出ています。

●長く埋蔵文化行政に従事した著者の長崎県発掘の歩みと実際。考古学への思索。。宮崎貴夫著「思索する考古学 長崎発掘」2,200円 長崎文献社は、考古学の楽しみや、掘り出されたかけらたちとの対話=「破片考古学」の提唱など。ISBN978-4-88851-436-1

●秩父夜祭り・大神輿、大阪住吉大社・大御神輿など寺院彫刻、山車、彫刻看板等、長く育くまれた伝統の技を受継いだ仕事の数々。平野隆彰著「三代南部白雲−三百本の鑿をもつ絵師」3,500円 あうん社は、富山・井波彫刻・南部白雲木彫工房、百三十年の歩みを、写真と語りでたっぶりと伝えます。ISBN978-4-908115-53-0

●怪談による地域文化の継承を目指して尾道で始まった「おのみち怪談」の記録。監修 東雅夫 光原百合編 門賀美央子他著「おのみち怪談」900円 本分社は、尾道の「かいだん」文化の歩みと諸相と、800字の募集に集った「手のひら怪談」入選作を収録。ISBN978-4-9909621-3-5

●アフガニスタンの現場から<近代>を問います。ペシャワール会編「中村哲対談集 人・水・命」1,700円 石風社は、アフガンで診療とともに、水路を拓き、多くの難民救済に尽力し、斃れた、中村医師の肉声を。お相手は、徳永進、井上ひさし、池澤夏樹、鶴見俊輔、養老孟司、原ォ、辰野勇、菅原文太、大澤真幸、半藤一利という方々。ISBN978-4-88344-338-3

●昭和初期・軍国主義が台頭する時代、岡山の小さな農村に誕生した図書館。人権擁護に奔走した人物の生涯を通して描きます。岡長平著「中庄図書館と平松一蔵−戦前期−地方における公共図書館の設立と終焉」1,200円 吉備人出版は、第一章/近代日本における西洋図書館思想の移入、第二章/中庄図書館の設立と終焉(設立者・平松一蔵、中庄図書館の設立、運営、終焉)から成ります。ISBN978-4-86069-779-2

●明治初期から昭和の戦後まで、コレラと闘った人々の実相。松村紀明・木下浩著「岡山の衛生と隔離病舎 近代感染症との闘いU」900円 日本文教出版/前半は感染症対策、後半は具体的な避病院、避難病舎について。感染症治療薬が実用化したのは、戦中のことで、それ以前は、感染症対策は隔離しか方法がなく、各市町村に「避病院」「隔離病舎」が多く作られました。その実態を描きます。ISBN978-4-8212-5339-5

●BOOKSじのん/溶樹書林/小雨堂/大城書店など沖縄にはユニークな古書屋さん新刊本屋さんがあります。たまきまさみ編・著「沖縄まちかど本屋さんかくかたり記」2,200円ボーダーインクは、11の古書店と3つの地域書店を取材。なぜ本屋さんになったか、どんなふうに続けてきたか、じっくり聞いてみました。聞けば聞くほど面白い。
ISBN978-4-89982-496-1

●明治中期に糸満で生まれた沖縄式追い込み漁。沖縄の漁師は、九州、伊豆等のほか海外まで出漁していました。1970年代以降、近代化とともに消えていきましたが、今も宮古で連綿と受け継がれています。大浦佳代著「沖縄 最後の追い込み漁−宮古島狩俣集落・友利組」2,600円 南方新社は、そのドキュメンタリー。<追込み漁の身体性><女たちが守るシマと海の男たち><追込み漁の今とこれから>など興味はつきない。
ISBN978-4-86124-550-3

●江戸期、江戸に近く幕府の馬育成場であった小金牧を持つ千葉の「金ケ作村」。その生活や村の仕組などを調べ描きます。渡辺尚志著「江戸時代の小金牧と金ケ作村」1,200円たけしま出版は、野馬捕り(牧で放し飼された馬を捕獲する行事)のことなど。ISBN978-4-925111-81-2


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